一伸建設 サイト管理者ブログ

写真好きなサイト管理人が不定期に、現場の写真や工事施工例、
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2011.04.29 Friday

奈良県土木部 土木工事・舗装工事落札者決定基準 ISO評価に対する考察

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    奈良県土木部さんの入札に
    総合評価落札方式が開始されてはや数年。

    業者を取り巻く環境も
    入札を取り巻く環境も年々変化してきています。

    奈良県土木部さんにあっても、
    その辺りの変化を踏まえられて、
    総合評価落札方式については毎年改訂を加えられており
    だいたい5月か6月くらいに
    「総合評価落札方式の改訂についての説明会」というのを
    開催されています。

    今年もきっと開催されることでしょう。(願望)

    で、ふと思いました。

    土木工事B等級・舗装工事A等級の
    落札者決定基準で評価(加点)されているISOの取得については
    「加点対象から外してもいいんじゃないか??
     いや、外すべきだろう??」

    平成22年度版の落札者決定基準では
    土木工事A1・A等級、土木工事B等級、舗装工事A等級で
    ISOの取得状況が加点されています。

    土木B等級落札者決定基準はこちらからご覧下さい。
    (黄色の蛍光ペンで塗っている箇所がISO取得に対する評価部分です。)

    しかしながらです。。。
    土木工事B等級と舗装工事A等級に関しては、
    ISO取得状況への加点というのが妥当なのかどうか???

    個人的にその辺に関して疑問符が付きます。

    土木工事B等級と舗装工事A等級では、
    その疑問符が付く理由はそれぞれ異なるのですが、
    ISOの取得状況を加点することによって
    業者の経営規模による差が浮き彫りにされてしまうというか、
    そこで格差が生じてしまっていることが、
    土木B等級と舗装A等級の一般競争入札の公平さを
    失わせてしまっているのではないか?と思ってしまいます。

    具体的には・・・

    土木B等級については・・・・

    奈良県土木部さん発表の「平成22・23年度の格付け基準」に

    Ь絨未粒壁佞唄霆爐鯔たしている範囲で
      希望する等級へ格付けします。

    という項目があるのですが、
    この項目が土木B等級の入札の公平性を欠く可能性があります。

    上記の項目は、
    奈良県土木部さんが公共工事が減少する中、
    土木工事A1等級やA等級の土木事業者さんが、
    受注機会を求めて下位ランクへの入札に参加出来るように
    設けられたものだと思うのですが、
    この
    「上位ランク者の下位ランクへの入札参加」というものが
    ISO加点に赤信号を灯して来ます。

    当社も土木工事B等級ですが・・・
    正直言って・・・会社にISOを取得する余裕はありません。

    奈良県内の土木B等級の会社を見渡しても、
    ISOを取得されている会社は本当に一握りです。

    土木工事B等級の事業規模では
    ISOはそうそう取得できる物ではありません。

    ましてや、
    総合評価落札方式が開始され
    現場での技術提案の実施費や品質管理ソフトの導入費等
    経費が増えるばかりの現状では
    ISO取得はかなり困難な状況です。

    同じB等級でISOを取得されている事業者さんが
    おられれば、悔しいながらも「やるなぁ。」と賞賛します。
    入札で負けたとしても仕方がないでしょう。


    しかし、

    現状の入札方式と落札者決定基準では、
    そんな土木工事B等級の入札に、
    経営規模がA等級のISOを取得されていたり、
    表彰を得ていたりするような事業者さんが
    同じように入札参加をされてくるわけです。

    それでは、
    土木B等級の事業者に入札での勝ち目はありません。

    もしも奈良県土木部さんが
    上位ランク者の下位ランク入札への参加を
    認め続けられるのであれば・・・・
    奈良県土木部さんは土木工事B等級落札者決定基準から
    ISO取得に関する加点は廃止されるべきでしょう。

    また、表彰に関する加点も、
    見直しをされるべきでしょう。

    個人的な見解として
    いつも言わせていただくのですが、
    一般競争入札は「同ランクの事業者による公平な入札であること」
    が大前提だと考えています。

    奈良県土木部さんには是非、
    上位ランク者の下位ランク入札参加の廃止か、
    土木工事B等級落札者決定基準 ISO加点・表彰加点についての
    見直しをしていただきたいと思います。

    また、同様に
    舗装工事A等級の入札においては、
    舗装工事A等級の事業者というのは
    土木工事A1等級〜B等級までの経営規模や体力の異なる
    事業者が多数混在しての入札となっていますので


    舗装工事を専らに営んでいるような
    舗装工事はA等級であっても土木工事はB等級というような
    経営規模が小さい会社でも受注機会を得られますように
    ISO加点等については見直しを検討していただきたいと思います。

    ISO加点は
    経営規模が違う事業者が混在する一般競争入札では、
    公平さを欠く原因となってしまいます。

    ISOの加点についてはどうか再考いただきたいです。

    ISOは落札者決定基準の加点ではなく、
    工事毎の工事成績評定の中で加点されても
    いいのではないでしょうか??


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