一伸建設 サイト管理者ブログ

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2011.05.02 Monday

奈良県土木部 舗装工事落札者決定基準 地域精通度についての考察

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    今日は、奈良県土木部さんの舗装工事A等級の
    総合評価落札方式で用いられている「落札者決定基準」についてです。

     奈良県土木部舗装工事A等級の入札で用いられている
    落札者決定基準の中に「地域精通度」という加点項目があります。

    落札者決定基準はこちらからご覧下さい。↓
    http://dp11114040.lolipop.jp/siryo/hosou2_2.pdf
    (グリーンの蛍光ペンで塗っている箇所が地域精通度の評価部分です。)


    「地域精通度」ですから、読んで字の如し、
    「地域にどれだけ詳しいか」について加点される項目です。

    が、しかし・・・
    奈良県土木部さんの落札者決定基準では
    この加点項目が少しばかりズレています。

    平成22年度の落札者決定基準での
    地域精通度の項目内容では・・・・

    「本店の所在地及びアスファルトプラントの有無」
    というのが評価内容になっており、


    A、工事実施市町村を管轄する土木事務所管内に本店を有し、かつ、
    アスファルトプラントを所有(共同所有を含む)している。=1.5点の加点

    B,奈良県内に本店を有し、または、アスファルトプラントを所有
    (共同所有を含む)している。=0,5点加点

    C,上記、A ,Bに該当しない=加点無し

    となっています。


    軽く目を通すと、
    「工事実施市町村を管轄する土木事務所管内に本店を有し」や
    「奈良県内に本店を有し」と書かれているので
    地域精通度が評価されているように見えますが・・・・

    実はこれ、地域精通度はほとんど評価されていません!

    実は評価されているのはアスファルトプラントの有無です。

    基本的に入札に参加するのは
    奈良県内に本店のある事業者さんなので、
    Bの「奈良県内に本店を有し」ということに対する0.5点の加点は
    どの事業者さんも受けることが出来ます。

    そして
    Aの「工事実施市町村を管轄する土木事務所管内に本店を有し」
    ということに対する加点は、
    その後ろに続く一文によって
    アスファルトプラントを所有していないと受けることが出来ません。


    Bのときは
    「奈良県内に本店を有する」または
    「奈良県内にアスファルトプラントを有する」が共に0.5点の加点
    で同列の扱いであるのに対し、

    Aでは、
    「工事実施市町村を管轄する土木事務所内に本店を有する」
    ことに対して単体での加点が無く、
    「かつ、アスファルトプラントを所有している」事業者さんだけが
    1.5点の加点の対象になります。



    ちょっとそれおかしいやん?


    Bでは
    「アスファルトプラント所有」に対する加点は0.5点。

    で、Aでは
    「工事実施市町村を管轄する土木事務所内に本店を有し、
    かつ、アスファルトプラントを所有している」が1.5点。

    ということは・・・??
    単純な算数で計算してみても

    Aの工事実施市町村を管轄する土木事務所内に本店を有し、
    かつ、アスファルトプラントを所有しているの1,5点の加点から
    アスファルトプラント所有に対する加点の0.5点を
    差し引くと・・・・・

    工事実施市町村を

    管轄する土木事務所管内に本店を有する

    =1.0点の加点が残るはず。



    でも、

    今現在の落札者決定基準には

    それがない。


    プラントへの加点はあくまでも0.5点のはず。

    残りの1.0点はどこへ消えたんだ?




    僕が個人的に
    「プラントだけが評価され、
    地域精通度が評価されていない」
    という所以はそこにあります。

    なぜ地域精通度を評価するに当たり、
    同時にアスファルトプラント所有(共同出資の有無)を
    問われるのでしょう?

    工事実施市町村や、
    そこを管轄する土木事務所管内に本店が有るか?
    という地域に対する精通度を判断するにあたって
    なぜ・・・・
    地元ではない遠くのアスファルトプラントに対して
    出資しているかどうかが問われるのでしょうか??

    仮に五条市内や御所市内で舗装工事の
    入札公告が発表されたとします。

    そして、その工事を施工するに当たっての
    地域精通度を問うのならば、本来、五条市内や御所市内に
    本店があればそれで十分ではないですか?

    でも、今現在は、
    五条市内や御所市内に本店があったとしても、
    遠くの市町村に有るアスファルトプラントに
    出資をしていなければ
    地域精通度の1.5点の加点を得ることが出来ません。

    なぜ遠くの市町村にある
    アスファルトプラントに出資をしていなければ
    地域精通度という地元点を得ることが出来ないのか?


    地域精通度を問うのであれば、

    A,工事実施市町村を管轄する土木事務所管内に本店を有し、
      かつ、アスファルトプラントを所有している 1.5点

    B,工事実施市町村を管轄する土木事務所管内に本店を
      有する 1.0点

    C,奈良県内に本店を有し、または、アスファルトプラントを
      所有している 0.5点

    D,上記、A,B,Cに該当しない 0点

    となるのが妥当なのではないですか?

    本来ならば、
    「地域精通度なのだから、
     アスファルトプラントの所有(出資の有無)を
     評価で問うのは的外れだ。
     アスファルトプラントは評価から外すべきだ。」
    と言いたいですが、、、
    (当社はいつも所属団体等を通じて
     奈良県土木部さんにそう要望しますが)

    奈良県土木部さんはいつも、
    「一度取り入れた項目だから
     それを外すのは難しい・・・。」と
     おっしゃられているそうなので、

    それならば、せめて!
    是非、現在の3段階の評価から
    4段階の評価に改定していただきたい。


    もしくは・・・・
    地域精通度なんだから、
    「一度取り入れた項目だから・・・」なんておっしゃらずに
    単純に本店所在地や、実施予定市町村での工事実績等で
    評価すればいいじゃないですか?


    土木工事A〜C等級では

    単純に「工事実施市町村に本店がある」

    =1,5点の加点

    となっているじゃないですか。

    土木工事の落札者決定基準についてはこちらからご覧下さい。↓
    http://dp11114040.lolipop.jp/siryo/doboku.pdf
    (グリーンの蛍光ペンで塗っている箇所が地域精通度の評価部分です。)


    舗装工事だって

    それでいいじゃないですか♪♪


    土木工事ではコンクリートプラントを所有していても
    加点になってはいません。


    なぜ、舗装の地域精通度を評価するに当たり、セットで
    アスファルトプラントの所有を評価されるんでしょう?

    ましてや100%自社所有のプラントならばまだしも・・・

    「共同所有」となると・・・

    企業活動の一環として出資しているに過ぎないではありませんか?

    遠くのアスファルトプラントに出資=地域精通度ではないでしょう。

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