一伸建設 サイト管理者ブログ

写真好きなサイト管理人が不定期に、現場の写真や工事施工例、
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2013.09.13 Friday

舗装工事B等級業者がA等級になって仕事を落札できるのか?

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    先日、
    「土木一式」Aランク業者とBランク業者に混合入札の試行について◆

    という記事を書かせていただいた際に、

    「奈良県土木部さんは土木AB等級混在で入札はしているけれど、
     工事実績の加点が3000万円以上に設定されているので、
     B等級業者では工事実績が無くて実質的に仕事は獲れないのでは?」
     

    というような趣旨のことを書かせていただいたのですが、、、

    実は、舗装工事A等級に関しては、
    舗装工事B等級から舗装工事A等級にランクアップしてくる業者にとって、
    これよりも、もっと厳しくて高い壁があったりします。。。

    それがコレ↓(工事成績評定の評価内容)です。




    ピンク色の線で囲っている箇所ですが、
    「過去5年間に元請として完成・引渡しが完了した、
    奈良県土木部発注の予定価格が1000万円以上の舗装工事の
    工事成績評定の平均値」となっています。

    つまりどういう事かと言いますと、

    「舗装工事A等級の入札に参加していいのは
    既存のA等級業者だけですよ」ということです。

    奈良県土木部さんでは
    舗装工事B等級の発注基準は
    予定価格1000万円以下となっています。

    そして予定価格1000万円以上が舗装工事A等級となっていますから、

    B等級で工事実績があっても、
    B等級で得た工事成績評定はA等級の総合評価落札方式入札では、
    評価の対象にならないのです。

    舗装工事B等級からランクアップしてきた、
    舗装工事の総合評価落札方式入札の経験が無い業者が、

    技術提案・表彰・ISO等すべての面において
    既存舗装工事A等級業者に及ばないのに

    更に工事成績評定の加点がまったく無しで、
    既存の舗装工事A等級業者(土木A1・A級業者)
    に太刀打ちできるわけがありません=3


    来年度からは、
    舗装工事A等級業者になるためには
    1級土木施工管理技術者5名が必要となります。

    舗装工事B等級から舗装工事A等級になるためには、
    必然的に土木A等級にならなければならないので、

    もはや舗装屋さんが、
    舗装屋として舗装工事A等級になることは有り得ないのですが、

    仮にB等級以下のランクの舗装屋さんが頑張って、
    「うちは舗装屋やから、舗装のA等級になる!」と、
    土木A等級になって舗装もA等級にしたところで、

    すでに既存の舗装A等級業者で無い限り仕事は獲得できない
    システムが構築されてしまっています。

    ということで断言します。
    B等級からA等級に上がった業者は仕事は獲得できません!


    うちは舗装屋で来ましたから、
    奈良県土木部さんにはいつも

    「せっかく、土木・舗装と格付けが別れているんだから
     土木屋さんは土木屋さんで、
     舗装屋は舗装屋で住み分けをさせて欲しい。
     舗装屋が舗装屋として成長できる格付け体系であって欲しい」

    と要望していますが、それはなかなか難しいようです。


    不景気が長すぎたんでしょうかねぇ?

    いまの格付けには、業者育成の要素がありませんね=3

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