一伸建設 サイト管理者ブログ

写真好きなサイト管理人が不定期に、現場の写真や工事施工例、
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2014.06.05 Thursday

平成26年度の奈良県総合評価落札方式改正についての考察

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    今年度、平成26年度に改正された、
    奈良県総合評価落札方式の改正点を熟読している中で、

    何点か
    「ん〜?これってどうなんやろ?」と思った箇所があります。

    まず1点目は、、、
    先日も当ブログで書かせていただいた

    予定価格1億円未満で実施する
    総合評価落札方式簡易型◆陛斂攅事A1・A等級用)及び
    育成型 陛斂攅事A・B等級混在用)における
    施工計画の提案数の4提案から2提案への提案数減少。

    これは今まで通り4提案で良かったのではないか?
    と思います(^^;

    当社は平成25年度まで
    土木工事B等級、舗装工事A等級でしたので、
    施工計画4提案の総合評価落札方式で何度か仕事を
    させていただきましたが、、、、

    確かに2000万円以下の工事(土木・舗装共に)で
    4提案実行すると技術提案に予算が食われてお金なんて
    残りません(泣)。

    ですので、
    土木工事・舗装工事共に2000万円以下程度の工事では
    施工計画の提案数を2個にしていただけるのは
    大変有難いお話なのですが。。。。

    請負金額が3000万円を超えると、
    技術提案を4提案実施しても、それほど予算への食い込みは
    起こらず、十分に利益を出すことが出来るように思います(^^;

    3000万円を超える工事では、
    施工業者は4提案実施しても十分に
    会社運営は成り立つのでは。。。

    正直、
    3000万円以上の土木工事で
    技術提案2提案では、
    競争性が失われてしまうような気がしませんか(^^;?

    上位ランクでは、、、
    施工計画の提案数は多いほうが
    担当技術者もモチベーション上がりますし(苦笑)!!

    なんといっても
    提案数が多いほうが総合評価落札方式の入札が
    盛り上がると思います!
    (これ大事だと思います。)

    まぁ、
    こんなこと書くと、
    また自分で
    自分の首を絞めちゃうのですが。。。(^^;。。。

    総合評価落札方式は、
    盛り上がってナンボの入札形態だと思いますので(^^;



    そして2点目が、、、
    新設された「育成型」での工事成績表定点の評価の廃止。です。






    総合評価落札方式における
    「工事成績評定の評価の廃止」というのは

    「価格及び品質が総合的に優れた内容の契約」
    という総合評価落札方式の「基本理念」や
    「契約された公共工事を適正に実施し、
    必要な技術的能力の向上に努める」という受注者の責務


    に反するのではないでしょうか(−−;?
    コレですね ↓ ↓ ↓




    と言うのも。。。

    新設された「育成型」で
    工事成績の評価を廃止すると言うことは。。。

    土木工事では5000万円未満のすべての工事では
    工事成績評定は評価しない。

    舗装工事では2000万円未満のすべての工事では
    工事成績評定を評価しない。

    と言うことになるからです




    これはマズイです(−−;



    総合評価落札方式で
    工事成績評定の評価が廃止されてしまったら、

    「育成型」以下の総合評価落札方式にしか参加しない、
    B級以下の土木・舗装業者は、
    工事成績評定なんて意識しなくなってしまいます!!

    だって、
    頑張って良い点採っても
    あんまりメリットありませんから(^^;

    良い工事成績評定を採るためには、
    現場管理や書類作成に
    多くの費用と時間を裂かなくてはなりません。。。

    B級以下の小さな業者の中では、

    「時間とお金をかけてまで
    良い点数なんて採りたくない。。。」と思っている
    業者さんは少なくありません(爆)

    でも、
    総合評価落札方式は
    B級以下でも実施されているので

    「総合評価で仕事獲るためには
     ちょっと時間とお金をかけてでも
     良い工事成績を採っておかないと=3」

    という思いもありました。


    だから、まぁ、
    みんなそれなりに頑張ってました。


    でも、
    総合評価落札方式に
    工事成績評定の評価が無くなったら????


    奈良県では、
    平成25年4月1日からは
    原則的に250万円以上の工事が
    工事成績評定の対象工事となっていますが、

    工事成績評定点が活用され、
    なにかしらの企業評価の対象となるのは

    〜躪臧床鼠郢ナ式での企業評価点への加点
    格付け時の経審評点への加点

    この2点だけでした。


    このうちの総合評価への加点が無くなったら???


    おそらく、
    B級以下の業者さんたちは

    「もう別に頑張って
     良い点採らんでええやんか?
     
     余計なことに時間割いたり、
     お金かけたりせんかって、
     普通に仕事して、
     普通の点数採ってたらそれでええやん(笑)。
     
     っていうか、
     別に悪い点数採ったからって特に何も無いし?」

    って言う、
    気持ちになっていっちゃうんじゃないかなぁ〜?
    と思うんですよね(^^;

    奈良県さんは、
    せっかく土木C等級まで総合評価落札方式を
    実施されているのに、

    総合評価落札方式に
    工事成績を活用しなくなってしまうことで、
    業者の思いが
    そういう方向に進んでいってしまい、
    結果的に

    「品質確保や技術能力向上」への
    モチベーションが下がっていってしまうのは
    非常にもったいない事だと思います。。。。

    「品質確保や技術能力向上」という
    総合評価落札方式の「基本理念」から鑑みると、

    施工計画の提案数の減少や
    工事成績評定の評価の廃止というのは、
    マイナス要素の大きい改正のような気がしますね(^^;


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